子育てを楽しめるママは素敵なママ?
育てにくさのある子どもを育てるママは少し孤独。
育児書を読んでも、子育て雑誌を見ても、ママ友の話を聞いても、なんか自分の悩みや心配と少し違う気がするんだもの。
子育ては楽しい!!!
子育てをもっと楽しむ為には?
みたいな記事がネットにも育児書にも育児雑誌にも氾濫していて。
子育てを楽しめるママ=素敵なママ という前提がある。
それに反対したいわけではないけど・・・。
だけど、そういう前提が、子育てをまだ楽しむ余裕のないママを少し苦しめてしまったりもする。
様々な環境や要因によって、子育てを楽しむ余裕のないママだっている。
それも、まあまあたくさんの数いる。
そもそも 、
子育てを楽しめるママ=素敵なママ だからと言って、
子育てを楽しむ余裕がないママ=素敵じゃないママ ではないのだけど・・・
でも大変な時、余裕のない時って「そうじゃない!!私だってステキなママよ!!」なんて思える余裕はどこにもない。
切羽詰まってると「子どもがこんなに育児書や他の子どもと違って見えるのは、きっと私の育て方がいけないんだ・・・私がダメなママなんだ・・・・ 」となってしまいがち。
今、笑えていないママが笑えるようになって、そのことによって、子どもが、たくさん笑えるようになったらいいのにな。
息子が小学1年生の時に(現小3)「僕は総理大臣になりたいんだ」って言うので「どうして?」と聞いたら、「僕が総理大臣になれば、世界中の戦争がなくなって、みんながにこにこ笑って、地球もにこにこ笑うからだよ」って言ってたことを思い出した。
親子で似ていた思考回路と表現方法(^^;)
話はそれましたが、このブログは、「私の子ども・・・なんだか大変だなー」「なんだか育てるのしんどいなー」って思っているママの気持ちを代弁できる場所になれたら嬉しいなと思っています。
なぜなら、それは、子育てを楽しんでいるママ達にも、パパ達や、おじいちゃんおばあちゃんにも、先生達にも、子どもを持たない人達にも、一人でも多くの人に、こんなママもいるんだよ。こんな子どももいるんだよ。ってことを知ってもらいたいからです。
ブログ開設。
元幼稚園教諭で2児の母です。
うーんと昔、まだ『発達障がい』なんて言わなかった時代に、今で言う発達障がい児と出会い、その子どもの成長を間近に感じ、『子どもの発達』にとても興味を持ちました。それと同時に、身近にいる者の関わり方(腕)が、その子どもの成長の可能性自体を大きく変えることを知りました。(それはどの子にも言えることですが、特に顕著だということです)
もっと言えば、私が子どもの頃・・・
小学校1・2年生の時の担任の先生が、元養護学校の先生で、筋ジストロフィーの子ども達の話をよく聞かせてくれて、子どもながらに「障がいって何?」「その人達はどんな苦しみがあるの?」「自分とは違うの?」と、頭の中が「????????」はてなだらけになっていたことを今でもよく覚えています。
結局、大人になった今も、
「発達ってなに?」
「障がいってなに?」
「どこからが障がいで、どこまでは障がいじゃないの?」
「障がいって診断されてない人に生きづらさはないの?」
不思議がいっぱい。
わからないことだらけ。
でも、
ずーっと考えてきたから、向き合ってきたから、見えたこと、感じることがあります。
それを少しずつ綴っていけたらなあ。と思います。